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2016/05/10

WWE スマックダウン ハイライト ~アフターバーン~ #870

録画した日〔2016/5/3:JSPORTS1〕

前回RAWでロマンレインズを襲撃したカールアンダーソン&ドクギャローズ。
この日はAJスタイルズとミズの試合に乱入しました。
実際のところ花道に出てきただけなので“乱入”には当たらないものの、2人がAJの勝利を呼び込んだのは事実。
盟友にしてWWE入りの恩人でもあるAJとの絆をあらためて内外にアピールした恰好です。
正統派のAJにとって2人のアシストはありがた迷惑の範疇となりますが、これはあくまで「現時点では」という前置き付きの話。
一転ヒールターンからのBULLET CLUB WWE支部誕生はあるのか?、AJの困った表情が悪の顔芸である事を切に願っています。



<WWEネットワーク>
「OLD SCHOOL」HULK HOGAN WINS WWE CHAMPIONSHIP/JANUARY23.1984
MSGの花道奥で静かに気持ちを高める超人ハルクホーガン。
本人はもちろんの事、世界マットにとっても大きなターニングポイントとなる超々ビッグマッチがいよいよ始まります。
1ヶ月前にボブバックランドからベルトを奪取した現王者・アイアンシーク(マネージャーはフレッドブラッシー)。イラン訛りのブロークンイングリッシュでNYっ子を煽りまくります。
今でこそ最強幻想が熱く語られる凄玉ですが、この日は姑息なダーティチャンプという位置付けでした。
結果はもちろんホーガンがギロチン葬でWWE初戴冠。全世界の予想どおりシークは都合のいいつなぎ役でした。
ちなみにゴングからこの世紀の瞬間までの所要時間はたったの5分。実にアメプロらしい合理性最優先の王位継承劇です。
大ボス・アンドレザジャイアントから手荒い祝福を受ける新王者。
この他フロリダからご両親が駆けつけるなど、リアルアメリカンドリームの実現にドレッシングルームは歓喜に包まれました。
大会の締めはアンドレ軍団vsサモアンズの6人タッグマッチ。理由は分かりませんがホーガン戴冠はこの日のメイン戦ではなかったようです。
ちなみにアンドレ軍団の切り込み隊長を務めたのはロック様の親父=ロッキージョンソンでした。(もう1人はトニーアトラス)
この他、アンドレの兄貴分(?)レネグレイや赤いマスクドスーパースター、ミスターフジ&タイガーチャンリー(=タイガー戸口)の極悪日韓コンビなどもこの日のMSGに登場。
昭和プロレス的に実に嬉しいラインナップです。

後のアメプロ独占の礎となった1.23MSG。
その歴史的大会について、ホーガンvsシークにとどまらずアンダーカードまで丸ごと網羅しちゃってるWWEネットワーク。つくづく恐ろしい廃人養成アーカイブです。