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2012/06/04

ラム / ポール・マッカートニー(&リンダ・マッカートニー)

聴いた場所〔電車(通勤)〕

1971年5月リリース。
奥さん・リンダマッカートニーと共同作業のソロ2作目です。
41年後の今年5月にリマスター盤が発売されました。
「#5 Uncle Albert/Admiral Halsey」での天気の移り変わりなど、従来盤で聴こえなかった音が聴こえてきたような気がします。
また、CDインポートのバグか?と悩んでいた「#6 Smile Away」のプチプチ音が、意図されたノイズだったという事が確認でき安心しました。
どっちも、どうでもいい話ではありますが…。

いずれにせよこの「RAM」、音の良し悪しなど関係のない名盤です。
全12曲、ユルいけど実は緻密。世紀の天才児・ポールマッカートニーならではの絶妙なさじ加減が感じられます。
1971年当時は、ソロ1作目「McCartney」と同様にバッシングが多かったとの事。
ラストの「#12 The Back Seat Of My Car」などは確かに圧巻ですが、数年前にアビーロードB面のスペクタクルを体験した音楽ファンが、“もっとやれるだろ?”となるのも仕方ないかと思います。

私も、“名盤”だなんて偉そうな口を叩いてますが、それは後の高評価を見聞きしてるからこそ。
予備知識ゼロで聴いていたら、「?」状態のまま放ったらかしにしてたでしょう。
後付けでも口コミでも、このアルバムの良さに気付くことができてラッキーです。
リマスター盤には、8曲入りのおまけ「CD2」もついてました。(これを書いてて知りました)
こちらは先入観なしでじっくり聴き込んでみようと思います。